CAD/CAM冠と保険義歯による咬み合わせの回復症例
CAD/CAM冠と保険義歯による咬み合わせの回復症例
前歯の違和感、奥歯の欠損部分を治療したいとのことで来院された患者さまです。
診査・診断結果を基に患者さまと相談し、経年劣化した差し歯をCAD/CAM冠、奥歯の欠損部を義歯で治療することに同意を得ました。
CAD/CAM冠…採取した歯型のデータを基にコンピューターで設計、削り出して作製する白いつめ物・かぶせ物。素材はセラミックとレジン(プラスチック)を混ぜたハイブリッドセラミック。
差し歯を除去すると土台の歯に虫歯、歯肉の炎症が確認できました。レーザーを用いて炎症歯肉を取り除きます。
さらに虫歯を除去し、土台となる歯をファイバーポスト、レジンで補強します。レーザー治療により歯肉の炎症も改善されました。
歯肉が安定したのを確認し、歯の形を整えて歯型を採取します。数日後、採取した歯型を基に作製されたCAD/CAM冠を歯に接着し、咬み合わせを調整します。見た目が改善し歯肉も良好な状態です。
次に奥歯の欠損部に義歯を作製するため、ワックスを使用して咬み合わせの位置を決めます。
ワックスに人工歯を並べた後、口腔内で歯並び・咬み合わせの確認を行います。
完成した義歯をお口に装着し、最終的な咬み合わせ、適合を調整して治療完了です。
年齢・性別 | 50代 女性 |
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治療期間 | 約3ヵ月 |
治療回数 | 約12回 |
治療費 | CAD/CAM冠 約7,000円×3本/保険3割負担 義歯 約10,000円/保険3割負担 |
リスクなど | 【CAD/CAM冠】 割れることがある・取れることがある 【義歯】 壊れることがある・話しづらい・物が詰まることがある・外れることがある ・使用感は個人により異なる |